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【市況】米国株見通し:伸び悩みか、中東にらみ週末に向け調整も

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時30分現在)

S&P500先物      5,756.25(+6.75)
ナスダック100先物  20,028.50(+38.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は10ドル高。米金利は上げ渋り、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。


3日の主要3指数は反落。終盤の下げ渋りも前日終値を割り込んで推移し、ダウは184ドル安の42011ドルと再びマイナスに沈んだ。イランとイスラエルの緊張が高まり、全般的に売りが出やすい地合いとなった。一方、この日発表された新規失業保険申請件数は弱かったものの、ISM非製造業景況指数は予想外に強くソフトランディング期待の買いが相場を支えた。ただ、4日の雇用統計を見極めるムードが指数の上昇を抑えた。


本日は伸び悩みか。焦点の雇用統計で失業率と平均時給は横ばいだが、非農業部門雇用者数は改善の見通し。連邦準備制度理事会(FRB)は雇用情勢の悪化が顕著なら追加的な緩和を進める意向だが、今晩の統計が堅調なら軟着陸を期待した買いが先行。ただ、買い一巡後は週末に向け利益確定や持ち高調整の売りが見込まれ一段の上値を抑えそうだ。一方、イランとイスラエルの緊張が高まり先行き不透明感による売りも想定される。

《TY》

 提供:フィスコ

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