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【市況】米国株見通し:伸び悩みか、最高値圏で調整売りも

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時30分現在)

S&P500先物      5,784.25(-7.75)
ナスダック100先物  20,132.75(-35.00)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は89ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


24日の主要3指数は続伸。序盤に下押しもナスダックとS&Pは2日連続でプラスを確保し、ダウは83ドル高の42208ドルと4日連続で過去最高値を更新した。この日発表された消費者信頼感指数は予想外に弱く、減速懸念の売りが先行。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ継続への期待感が相場を支えた。一方、中国の金融緩和や不動産支援策で世界経済の回復も見込まれ、景気敏感や消費関連の主力銘柄が買われた。


本日は伸び悩みか。FRBの利下げサイクル入りを受け、ソフトランディング期待の買いが入りやすい地合いが続く。半面、S&Pやダウは過去最高値を更新中で、中東の事態悪化を手がかりに利益確定や持ち高調整の売りが強まる可能性もある。前週の連邦公開市場委員会(FOMC)で反対票を投じたボウマンFRB理事は前日の講演で、大幅利下げに否定的な見解を示した。今後の緩和ペース鈍化をにらんだ売りも一段の上昇を抑えそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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