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【注目】今回の大幅利下げ、連続大幅利下げの始まりではない

 FRBは前日のFOMCで積極的な政策として0.50%ポイントの大幅利下げを決定したが、この会合でのシグナルは、今回の措置はあくまで再調整の範囲で、連続大幅利下げの始まりを示唆しているのではないとの指摘がアナリストから出ている。

 パウエル議長は今回の大幅利下げを、インフレ低下とリスク分散に金融政策を適正化するための単発的な措置として位置づけたものだと評価しているという。

 議長は、経済と労働市場は依然底堅く、例え冷え込んでいるとしても、歴史的に見ればまだ堅調であるという見解を示していた。そのトーンは経済に関する悪材料を回避し、市場が中立金利への急低下を織り込むのを思い留まらせることを目的としているとしている。

 同アナリストは、FRBは来年3月まで0.25%ポイントの利下げを連続して実施した後、別のアプローチに切り替えると予想している。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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