【市況】12日の日本国債市場概況:債券先物は144円54銭で終了
<円債市場>
長期国債先物2024年12月限
寄付144円58銭 高値144円62銭 安値144円38銭 引け144円54銭
売買高総計24821枚
2年 464回 0.386%
5年 172回 0.504%
10年 375回 0.860%
20年 189回 1.670%
債券先物12月限は、144円58銭で取引を開始。米国の8月消費者物価指数を受けた金利上昇にともない売り先行となった。その後も、田村日銀審議委員の「中立金利は最低でも1%とみている」との発言や、財務省の20年債入札の結果はやや弱めとの見方から売りが強まり、144円62銭から144円38銭まで下げた。現物債の取引では、全年限が売られた。
<米国債概況>
2年債は3.66%、10年債は3.67%、30年債は3.99%近辺で推移。
債券利回りはやや上昇。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.12%、英国債は3.78%、オーストラリア10年債は3.85%、NZ10年債は4.13%。(気配値)
[本日の主要政治・経済イベント]
<海外>
・21:15 欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表(※0.60ポイント引き下げ予想)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:22.7万件、前回:22.7万件)
・21:30 米・8月生産者物価指数(前月比予想:+0.1、7月:+0.1%)
・21:45 ラガルドECB総裁会見
・02:00 米財務省・30年債入札
・03:00 米・8月財政収支(予想:-3000億ドル、23年8月:+892.56億ドル)
※(ECBは、中銀預金金利と主要政策金利のスプレッドを0.50ポイントから0.15ポイントに縮小する方針を3月に発表。今回、中銀預金金利は0.25ポイント引き下げ予想のため、主要政策金利の予想引き下げ幅は0.60ポイントになるもよう)
(海外のスケジュールで表示されている時間は日本時間)
《KK》
提供:フィスコ