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【材料】サバラが上昇 臨床試験の追加データで好結果を発表=米国株個別

(NY時間10:21)(日本時間23:21)
サバラ<SVRA> 4.56(+0.14 +3.05%)

 バイオ医薬品のサバラ<SVRA>が上昇。遺伝子組換えGM-CSFであるモルグラモスチムの自己免疫性肺胞蛋白症(aPAP)患者を対象とした臨床試験IMPALA-2(第3フェーズ)の追加データを欧州呼吸器学会(ERS)で発表。重症度スコア(DSS)のベースラインからの平均変化が24週目及び48週目において、プラセボと比較して有意に改善した。

 アナリストは「最新データはモルグラモスチムが安全かつ迅速に持続的にaPAP患者に恩恵をもたらし、ピーク時で4億ドル以上の売上高の可能性を裏付ける」と述べている。

 「同社株は市場形成に向けた取り組みの強化と、2025年前半の米国での申請と2026年初頭の発売に向けた時間的価値の減少により、上昇を予想している」とも付け加えた。投資判断は「買い」推奨を維持、目標株価を8.50ドルとしている。

【企業概要】
 希少な呼吸器系疾患に焦点を当てたバイオ医薬品会社。肺胞内にタンパク質が貯留する自己免疫性肺胞蛋白症の治療薬、高粘度の分泌物により気管支が詰まり肺炎を起こす嚢胞性線維症患者に内在する慢性メチシリン耐性黄色ブドウ球菌の治療薬等、呼吸器系難病の治療薬を開発する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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