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【材料】サミット・セラピューティクスが大幅高 肺がん治療薬「イボネスシマブ」の臨床試験で好結果=米国株個別

(NY時間10:16)(日本時間23:16)
サミット・セラピューティクス<SMMT> 19.40(+7.13 +58.11%)

 バイオ医薬品のサミット・セラピューティクス<SMMT>が大幅高。同社はアケソ社と共同開発した肺がん治療薬「イボネスシマブ」の最新データを発表。このデータではメルク<MRK>の主力薬キイトルーダと比較して、無増悪生存期間(PFS)において統計的に有意な改善が示されたと報告した。

 この報告を受けて複数のアナリストが目標株価を引き上げている。「非小細胞肺がんにおいてイボニシマブはメルクのキイトルーダよりも明らかに優れている」と述べ、さらに「4つの重要な疾患サブタイプすべてにおいて、圧倒的な結果が出た」とも述べている。

 「イボニシマブの全奏功率(ORR)が50%であったのに対し、キイトルーダは38.5%だった。イボニシマブの真の力を示す生データであるとわれわれは考えている」とも語った。メルク<MRK>は下落。

【企業概要】
 がん領域に注力し治療法の発見・開発・商業化に取り組む臨床段階のバイオ医薬品会社。主要製品候補として、PD-1とVEGFの両方を標的とする新規の二重特異性抗体であるivonescimabの、EGFR変異型局所進行性または転移性非扁平上皮非小細胞肺癌患者を対象とした臨床試験を進める。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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