【材料】<動意株・3日>(前引け)=倉元、エネチェンジ、大阪チタ
倉元 <日足> 「株探」多機能チャートより
ENECHANGE<4169>=上げ足強め3日続伸。同社は消費者向けに電力・ガス切り替えプラットフォームの運営を行うほか、電力会社を顧客対象にクラウド型デジタルトランスフォーメーション(DX)支援サービスを展開している。業績は22年12月期、23年12月期と連続で営業大幅赤字となるなど低迷を余儀なくされており、経営の立て直しに傾注している。電気自動車(EV)の充電事業を巡る会計処理問題も重荷となっていたが、そうしたなか、2日取引終了後に新体制のもとで新たな事業計画を発表した。決算期をこれまでの12月期から3月期に変更し、数値目標としては25年3月期に売上高ベースで65億円(23年12月期は通期で43億7900万円)を掲げている。EV充電設備の設置拡大や電力・ガス比較サイトの事業拡大に取り組む構えにあり、新たな事業計画発表が足もとの株価を強く刺激する格好となった。
大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>=大幅高で75日線ブレーク。金属チタンの世界最大手で航空機向けなどを中心にグローバル展開している。2日取引終了後、スポンジチタンの生産能力を現行の年4万トンから5万トンに増強することを発表した。航空機需要が回復から成長軌道に転じていることなどを背景に、同社の尼崎工場の生産能力を増強する方針。投資額は約330億円で、27年度末までに引き上げる見通し。これが材料視される形で上値を見込んだ投資マネーを誘引している。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS