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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

イズミ <日足> 「株探」多機能チャートより

■イズミ <8273>  3,198円 (-272円、-7.8%)

 東証プライムの下落率3位。イズミ <8273> [東証P]が続急落。28日取引終了後、これまで未公表としていた25年2月期連結業績予想について売上高(営業収益)を前期比11.9%増の5273億円、営業利益を同15.7%減の265億円と発表した。減益見通しとなったことが売り材料視された。西友の九州事業承継が業績に寄与する一方、利益面ではM&Aに伴う経費増加やランサムウェア感染被害の影響などが響く見込み。同時に発表した3-5月期決算は売上高が前年同期比4.8%減の1087億8400万円、営業利益が同28.7%減の58億1100万円だった。

■サイゼリヤ <7581>  5,140円 (-120円、-2.3%)

 サイゼリヤ <7581> [東証P]が3日ぶりに下落。そのほか、ウエストホールディングス <1407> [東証S]といった8月期決算銘柄に安いものが目立った。29日は8月期末の配当と株主優待の権利落ち日にあたることから、処分売りの動きが優勢となったようだ。ホームポジション <2999> [東証S]、ヤマトインターナショナル <8127> [東証S]、JESCOホールディングス <1434> [東証S]、ライトオン <7445> [東証S]なども下落した。

■スギHD <7649>  2,583.5円 (-37円、-1.4%)

 スギホールディングス <7649> [東証P]が続落。28日、子会社のスギ薬局において、調剤過誤事案に関する民事訴訟が提起されたと発表。これをネガティブ視した売りが出た。誤調剤によって服薬した顧客が2022年5月に死亡した。同社は訴訟に対し誠実に対応するとしたうえで、店舗管理を徹底し、再発防止に向けて取り組むとしている。

※29日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

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