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【材料】スノーフレークが大幅安 好決算も見方の好転には至らず=米国株個別

(NY時間10:10)(日本時間23:10)
スノーフレーク<SNOW> 118.17(-16.89 -12.51%)

 クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレーク<SNOW>が大幅安。前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の製品売上高の見通しを若干上方修正したほか、予想を上回る第3四半期の製品売上高の見通しを示した。

 しかし、株価冴えない反応。投資家はAIソフトウエアの市場での勢いに不満だったようだ。同社は生成AIや新たな大規模データ分析方法に重点を置いた製品を投入しているが、データブリックス、マイクロソフト<MSFT>などの強豪からの圧力の強まりが示されている。

 アナリストは「第2四半期は好調な業績を報告したが、投資家を安心させるには不十分かもしれない。製品売上高の伸びが小幅に留まり、成長もさらに減速しているため、今回の決算は同社への見方を好転させるまでには至らない」と評している。

(5-7月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.18ドル(予想:0.16ドル)
・売上高:8.69億ドル 29%増(予想:8.51億ドル)
  製品:8.29億ドル(予想:8.13億ドル)
  プロフェッショナル・その他:0.40億ドル(予想:0.39億ドル)
・粗利益率(調整後):73.0%(予想:72.7%)
・ビリング:7.79億ドル(予想:8.32億ドル)
・売上維持率:127%(予想:124.9%)

(8-10月・第3四半期見通し)
・製品売上高:8.50~8.55億ドル(予想:8.48億ドル)

(通期見通し)
・製品売上高:33.6億ドル(従来:33.0億ドル)(予想:33.3億ドル)

【企業概要】
 メンテナンス費用がほぼ不要なデータクラウドの開拓に取り組む。クラウドネイティブアーキテクチャ上に構築されるプラットフォームにより、顧客はデータを単一の信頼できる情報源に統合し、有意義なビジネス洞察の推進、アプリケーションの強化、地域やパブリッククラウド間でのデータ共有が可能となる。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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