【材料】RIZAPグループ---1Qはグループ全体で営業損失は改善
RIZAP <日足> 「株探」多機能チャートより
RIZAPグループ<2928>は14日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算(IFRS)を発表した。売上収益が前年同期比11.2%増の412.37億円、営業損失が28.94億円(前年同期は29.92億円の損失)、税引前損失が37.58億円(同34.96億円の損失)、親会社の所有者に帰属する四半期損失が28.53億円(同32.25億円の損失)となった。
同社グループにおいては、「コンビニジム」chocoZAP事業の拡大に引き続き注力した。店舗投資コストの低減を図りながら当第1四半期に計158店を出店し、2024年6月末の店舗数は1,540店となった。そして、広告宣伝を積極的に行ってきたことで認知度の向上とともに入会者もさらに増加し、2024年5月時点で会員数は120万人に達した。また、2024年4月より、洗濯・乾燥機やカラオケ、ピラティスといった新サービスをchocoZAPへ本格導入した。結果として、ライフスタイルセグメントにおける前年同期からの不採算店舗の統廃合等による減収があったものの、chocoZAPの会費収入の増加によりグループ全体での売上収益は増収となった。利益面については、当第1四半期を下期に向けたchocoZAP事業への戦略的投資を加速させる期間とし、chocoZAP店舗の出店投資や広告・販促投資を計画的に行った。また、既存事業においては原材料高・仕入価格の上昇の影響等が続いた。しかしながら前第1四半期と比較してchocoZAPの全国普及による同事業の出店投資効率向上や集客コストの改善が見られ、グループ全体で営業損失は改善した。
2025年3月期通期については、売上収益が1,777.00億円、営業損失が63.00億円、税引前損失が31.00億円、親会社の所有者に帰属する当期損失が20.00億円を見込んでいる。
《SO》
提供:フィスコ