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【材料】アップル、卓上型ロボットの開発推進と伝わる=米国株個別

(NY時間14:28)(日本時間03:28)
アップル<AAPL> 221.54(+0.27 +0.12%)

 アップル<AAPL>は新たな収益源を求め、iPadのようなディスプレイとロボットアームを組み合わせた高価な家庭用の卓上型ロボットの開発を進めている。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。

 同社は現在、数百人規模のチームを編成して開発に取り組んでおり、薄型のロボットアームで大型スクリーンを移動させる仕組みになっている。アクチュエーターでディスプレイを上下に傾けたり、360度回転させたりすることが可能で、アマゾン<AMZN>の「エコー・ショウ10」や、販売は終了となったが、メタ<META>の「ポータル」のような家庭用の製品に新たな機能を加えるものとなるという。

 このデバイスは、スマートホームのコマンドセンター(中央集中管制塔)、ビデオ会議マシン、そして遠隔操作のホームセキュリティツールとして構想されているという。プロジェクトはコードネーム「J595」で呼ばれ、2022年に同社の経営陣によってすでに承認されているが、ここ数カ月間で正式に本格化し始めた。

 ロボット工学へのシフトは、売上増大とAIのアップル・インテリジェンスの活用を目指す、より広範な取り組みの一環だが、同社は今年初めに自動運転車の開発を中止して以来、新たな成長機会を模索している。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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