【材料】アドバンスクリエイト---3Qは減収なるも、ASP事業が2ケタ増収増益に

アドバンスクリエイト<8798>は9日、2024年9月期第3四半期（23年10月-24年6月）連結決算を発表した。売上高が前年同期比26.0%減の63.86億円、営業損失が6.10億円（前年同期は5.84の損失）、経常損失が6.51億円（同7.24億円の損失）、親会社株主に帰属する四半期純損失が6.14億円（同6.69億円の損失）となった。

保険代理店事業の売上高は45.30億円（前年同期比32.4％減）、営業損失は11.85億円（前年同期は10.89億円の損失）となった。直営コンサルティングプラザ（支店）において、総合的な保険提案を行う教育を進めた結果、2024年2月を底に実績は上向いている。一方、本減収要因に加え、配信アポイント数の減少による協業での新規獲得契約数の伸び悩み等があった。

ASP事業の売上高は2.21億円（前年同期比18.4％増）、営業利益は0.85億円（前年同期比22.0％増）となった。乗合保険代理店等へのACPの新規販売（アバターや「アバトレ」等）が堅調に推移した。

メディア事業の売上高は13.81億円（前年同期比34.4％減）、営業利益は3.02億円（前年同期比33.4％減）となった。保険選びサイト「保険市場（ほけんいちば）」への広告出稿が、好調だった前年同期に比べ平年並みに落ちついた。

メディアレップ事業の売上高は5.76億円（前年同期比43.5％減）、営業利益は0.47億円（前年同期比55.1％減）となった。メディア事業へ人的リソースを集中させたことにより、減収減益となった。

再保険事業の売上高は8.82億円（前年同期比7.0％増）、営業利益は1.03億円（前年同期は1.28億円の損失）となった。実績が堅調に推移した。

2024年9月期通期の業績予想については、同日、業績予想の修正を発表した。売上高が前期比7.0%増（前回予想比21.3%減）の94.50億円、営業利益が2.00億円（同88.2%減）、経常利益が1.00億円（同93.3%減）、親会社株主に帰属する当期純利益が0.70億円（同92.2%減）としている。

《SI》

　提供：フィスコ