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【市況】修正:ダウ先物は1133ポイント急落 ナスダック100も5%超の急落=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間09:04)(日本時間22:04)
ダウ先物 38746(-1133.00 -2.84%)
S&P500 5164.25(-211.75 -3.94%)
ナスダック100先物 17601.75(-954.50 -5.14%)

 米株価指数先物市場でダウ先物が1200ポイント超急落しているほか、IT・ハイテク株も売りが加速。時間外でエヌビディア<NVDA>が11%下落しているほか、アップル<AAPL>も9%下落している。ナスダック100も5.1%の急落。

 先週のISM製造業景気指数に始まって、米雇用統計も米労働市場の急速な冷え込みを示したことから、市場では先行き警戒感が強まっている。ハードランディングのシナリオはまだ少数派なものの、市場にはリスク回避的な雰囲気が広がっており、売りが売りを呼ぶ展開が警戒されているようだ。同時にFRBによる9月FOMCでの大幅利下げ観測が強まっているほか、状況次第ではFOMC前に緊急利下げを実施するのではとの声も出ている。

 ただ、米大手銀からは、向こう数日でさらに下げる可能性があるものの、戦術的に押し目買いのチャンスが到来しているとの見解が出ている。IT・ハイテク株からのローテーションはほぼ終了した可能性があり、個人投資家の買いも一気に下火になり、商品投資顧問業者(CTA)のポジションもかなり落ち込んだ。ヘッジファンドは米国株を売り越しているという。

 ただし、強く反発できるかはISMやPMI、消費者物価指数(CPI)、小売売上高といった今後数週間で明らかになる経済指標次第だという。本日は日本時間23時にISM非製造業景気指数が発表される。

 本日の市場は世界的にはリスク回避の雰囲気が強まる中、仮想通貨も売りが強まっており、ビットコインは2桁の下げとなっている。そのような中で米株式市場では仮想通貨関連株への売りも強まっている状況。

 スナック菓子のケラノバ<K>が時間外で大幅高。同業のマース社が、同社の買収を検討していると伝わった。ロイター通信が関係者の話として伝えた。

 ワクチンのモデルナ<MRNA>が時間外で続落。先週の決算を受けてアナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を90ドルとした。現行よりは高い水準。

 映画館運営のAMCエンターテインメント<AMC>が時間外で大幅安。先週末引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、米国での観客動員数が予想を下回った。

(NY時間09:14)(日本時間22:14)時間外
ケラノバ<K> 75.05(+12.07 +19.16%)
モデルナ<MRNA> 81.30(-5.28 -6.10%)
AMC<AMC> 4.34(-0.60 -12.15%)

アップル<AAPL> 199.85(-20.01 -9.10%)
マイクロソフト<MSFT> 390.00(-18.49 -4.53%)
アマゾン<AMZN> 155.33(-12.57 -7.49%)
アルファベット<GOOG> 158.96(-9.44 -5.61%)
テスラ<TSLA> 188.75(-18.92 -9.11%)
メタ<META> 453.86(-34.28 -7.02%)
エヌビディア<NVDA> 95.20(-12.07 -11.25%)
AMD<AMD> 124.38(-8.12 -6.13%)
イーライリリー<LLY> 765.00(-39.46 -4.91%)

コインベース<COIN> 171.27(-33.17 -16.22%)
マラソン・デジタル<MARA> 14.09(-3.10 -18.03%)
ライオット<RIOT> 7.49(-1.08 -12.60%)
マイクロストラテジー<MSTR> 1089.00(-358.99 -24.79%)

ビットコイン(ドル)
1ビットコイン=49926.00(-9209.51 -15.57%)
ビットコイン(円建・参考値)
1ビットコイン=7115953(-1312447 -15.15%)
※円はドル円相場からの計算値

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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