【材料】NECキャピタルソリューション---1Qは増収増益、ファイナンス事業を除き増益を達成
NECキャピ <日足> 「株探」多機能チャートより
NECキャピタルソリューション<8793>は31日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比1.7%増の615.36億円、営業利益は同2.1%増の26.03億円、経常利益は同52.4%増の36.95億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同64.1%増の22.97億円となった。
リース事業の売上高は前年同期比0.9%増の565.98億円、営業利益は同1.16億円増の15.59億円となった。契約実行高は前年同期比1.9%増、成約高は同17.3%増となった。成約高が大きく伸長したのは、官公庁を中心に案件獲得が順調に推移した結果である。
ファイナンス事業の売上高は前年同期比9.7%増の19.69億円、営業利益は同0.64億円減の9.60億円となった。主に企業融資の増加により、契約実行高、成約高共に前年同期を上回る結果となった。これは主にNECグループ向けの資金ニーズを取り込めたことによるものである。
インベストメント事業の売上高は前年同期比10.0%増の20.48億円、営業利益は同0.47億円増の5.79億円となった。債権回収益が増加したことに加えて、保有する不動産の賃料収入が好調に推移した。
その他の事業の売上高は前年同期比24.9%増の9.49億円、営業利益は同1.10億円増の1.66億円となった。太陽光売電収益やPFI手数料収益等が好調に推移した。
2025年3月期通期については、売上高が前期比1.6%増の2,600.00億円、営業利益が同2.6%増の120.00億円、経常利益が同5.8%増の125.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.7%増の80.00億円とする期初計画を据え置いている。
《SO》
提供:フィスコ