【特集】「銀行」が14位にランク、前日の日銀総裁会見を受け国内金利に先高観<注目テーマ>
TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより
1 円高メリット
2 金利上昇メリット
3 半導体
4 半導体製造装置
5 バイオテクノロジー関連
6 人工知能
7 ディフェンシブ
8 地方銀行
9 TOPIXコア30
10 防衛
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「銀行」が14位となっている。
日銀は31日まで開いた金融政策決定会合で、これまで0~0.1%程度としていた政策金利を0.25%程度に引き上げることを決めた。また、月間の長期国債の買い入れ予定額を原則として毎四半期4000億円程度ずつ減額し、2026年1~3月に3兆円程度とする計画も決定した。
31日の夕方に行われた記者会見で植田和男総裁は、今後も経済・物価情勢が見通し通りに推移していけば追加利上げしていく方針を示し、政策金利について2006年からの前回の利上げ局面のピークである「0.5%」が壁になるとは認識していないと明言した。
これを受けて市場では、年内の追加利上げが意識されやすくなっており、国内金利の先高観が高まっている様子。金利上昇は銀行にとって貸し出しの利ザヤ拡大につながり、運用益の増加による業績への恩恵が期待できる三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、りそなホールディングス<8308>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>、しずおかフィナンシャルグループ<5831>、八十二銀行<8359>といった銀行株の動向から目が離せない。
出所:MINKABU PRESS