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【通貨】今日の為替市場ポイント:米長期金利の低下を受けてドルは上げ渋る可能性

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

26日のドル・円は、東京市場では153円40銭から154円17銭まで反発。欧米市場では154円74銭まで買われた後、一時153円15銭まで下落したが、153円76銭で取引終了。本日29日のドル・円は主に153円台で推移か。米長期金利の低下を受けてドルは上げ渋る可能性がある。

7月30-31日開催の日本銀行金融政策決定会合で国債買い入れ減額計画の具体的な内容が発表される予定だが、追加利上げの是非についても議論されるとみられる。政府・与党からも円安抑止の観点から日銀の金融正常化が言及され、政策決定の注目度は高まっている。ただ、ドル高円安はある程度是正されていることから、今回の政策決定会合では政策金利の据え置きが決定される可能性が高い。

一方、同じ日程で行われる米連邦公開市場委員会(FOMC)でも政策金利の据え置きが予想されているが、FOMCの声明内容から年内2回の利下げの手がかりを得ることができれば、リスク選好的な米ドル買い・円売りは抑制されるとみられる。

《CS》

 提供:フィスコ

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