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【市況】ダウ先物は下落 アルファベットとテスラの決算に冴えない反応=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:52)(日本時間21:52)
ダウ先物 40426(-189.00 -0.47%)
S&P500 5544.75(-54.50 -0.97%)
ナスダック100先物 19615.00(-310.00 -1.56%)

 米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落。特にナスダック100は大幅安となっている。前日引け後のアルファベット<GOOG>とテスラ<TSLA>の決算に冴えない反応を示していることが重石となっている模様。

 アルファベット<GOOG>はグーグルの広告収入は予想を上回ったものの、YouTubeの広告収入が予想を下回った点が嫌気されている模様。設備投資が予想以上だった点も嫌気。一方、テスラは1株利益が4四半期連続で予想を下回ったほか、フリーキャッシュフロー(FCF)も予想を下回った。自動車の粗利益率が予想外に低調だった点も指摘されている。

 マグニフィセント7の銘柄群の最初の決算が不振と見なされたことで、今後決算を発表するIT・ハイテク株への警戒感が高まっている模様。ただ、全体的には決算は好調。S&P500企業のうち20%が決算発表を終えているが、その80%が予想を上回る純利益を計上している。

 投資家はFRBが9月に利下げに踏み切る可能性をほぼ織り込み、ソフトランディングへの期待の高まりも相まって、株価は上昇を続け、小型株や産業株など金利敏感株はここ数週間上昇している。

 一部からは「成長し続ける経済、非常に優れた環境管理を続ける企業、そしてそれをバリュエーションの上昇に反映させる市場。この面で何か変化がない限り、過去3カ月同様に怖がる理由がわからない」といったコメントも聞かれる。

 本日は引け後にIBM<IBM>、フォード<F>が決算を発表予定。

(NY時間09:02)(日本時間22:02)時間外
テキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN> 203.00(+4.71 +2.38%)
AT&T<T> 18.65(+0.44 +2.42%)

アップル<AAPL> 223.76(-1.25 -0.56%)
マイクロソフト<MSFT> 439.50(-5.35 -1.20%)
アマゾン<AMZN> 184.29(-2.12 -1.14%)
アルファベット<GOOG> 175.90(-7.70 -4.19%)
テスラ<TSLA> 226.18(-20.20 -8.20%)
メタ<META> 474.89(-13.80 -2.82%)
エヌビディア<NVDA> 119.72(-2.87 -2.34%)
AMD<AMD> 151.45(-2.55 -1.66%)
イーライリリー<LLY> 870.06(-8.23 -0.94%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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