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【通貨】外為サマリー:対ユーロでのドル買い波及で一時155円99銭まで戻す

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 24日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=155円82銭前後と前日の午後5時時点に比べて20銭程度のドル安・円高となっている。

 23日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=155円59銭前後と前日に比べて1円45銭程度のドル安・円高で取引を終えた。日銀の早期利上げ観測から円買いが続き、一時155円57銭まで軟化した。

 ただ、この日の東京市場のドル円相場は下げ渋る展開となっている。急ピッチでドル安・円高が進んだことから値ごろ感が意識されやすいほか、安値圏でドルを調達したい輸入企業など実需筋のドル買いが入る可能性が意識されているもよう。23日に公表された欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁がインタビューで、9月利下げの可能性を示唆したことを受けたユーロ売り・ドル買いが対円でのドル買いに波及している面もあり、午前9時30分過ぎには155円99銭まで戻す場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0847ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0030ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=169円02銭前後と同70銭弱のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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