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【材料】デルタ航空が決算受け下落 競争激化で航空券の価格下落が影響=米国株個別

(NY時間09:52)(日本時間22:52)
デルタ航空<DAL> 43.12(-3.75 -7.99%)

 デルタ航空<DAL>が下落。取引開始前に4-6月期(第2四半期)決算を発表し、1株利益が予想を下回ったほか旅客収入も予想を下回った。ガイダンスも公表し、第3四半期の1株利益の見通しが予想を下回っている。

 国内市場での競争激化が航空券の価格を押し下げている。特に低価格のLLCが需要が増える夏のシーズンに追加した座席を埋めるために競争を高めている。

 バスティアンCEOは「供給過剰が大幅な値引きにつながった。誰もがそうであるように影響を受ける。航空券の値下げは6ー8月にかけて特に深刻で、業界のキャパシティが需要を3―4%上回っていると推定。航空各社はすでに、9月からキャパシティを縮小することで、問題解決に乗り出している」と述べた。

 同社は主要空港のハブ空港と国際線ネットワークが完全に回復したいま、成長を減速させる予定で、第3四半期のキャパシティ拡大は6%以下になる見込みだという。

 同社は年間5億ドルの人件費増、3.5億ドルの整備費増など、重いコストと格闘している。効率性の指標となる、座席を1マイル飛ばすための燃料費以外のコストは、2023年から2%増加。

(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):2.36ドル(予想:2.38ドル)
・売上高:154.1億ドル 5.4%増(予想:154.3億ドル)
  旅客:138.4億ドル 4.8%増(予想:139.2億ドル)
  貨物:1.99億ドル 16%増(予想:1.68億ドル)
・旅客搭乗率:87.0%(予想:87.9%)
・有効座席マイル(ASM):746.6億マイル(予想:736.5億マイル)
・有償旅客マイル(RPM):652.4億マイル(予想:647.5億マイル)

(7-9月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.70~2.00ドル(予想:2.04ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):6.00~7.00ドルに据え置き(予想:6.60ドル)
・FCF:40億ドルに据え置き

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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