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【市況】株価指数先物【昼】 ETF決算に絡んだ需給もショートは仕掛けづらい


 日経225先物は11時30分時点、前日比110円高の4万0970円(+0.26%)前後で推移。寄り付きは4万0910円と、シカゴ日経平均先物の清算値(4万1035円)には届かなかったが、買いが先行して始まった。その後は利食い優勢の流れから下落に転じており、中盤にかけて4万0790円まで売られる場面もみられた。ただし、押し目待ち狙いの買い意欲は強く、終盤にかけてはショートカバーからプラス圏を回復しており、一時4万1020円まで買われた。

 日経225先物は、先週までの急ピッチの上昇に対する過熱感のほか、本日はパッシブ型ETF(上場投資信託)の決算を迎えるなか、分配金捻出のため、現物株と先物市場にポジション解消の売りが予想されているため、短期的にショートを仕掛ける動きもあったとみられる。ただし、想定されている需給イベントでもあり、買い遅れているファンドなどが買い向かう可能性もあるため、仕掛けづらいところであろう。下値の堅さが意識される局面においては、押し目狙いのロングが意識されそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.22倍に上昇した。5日の米国株式でアームホールディングス<ARM>が8%近い上昇となるなか、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]の支援材料になっており、日経平均株価を牽引。一方で、ETFの決算に絡んだ売り需要が警戒されるなか、相対的にTOPIX型が弱含む形となったようだ。心理的な抵抗線として意識されていた75日移動平均線を上抜けており、NTロングに振れやすくなろう。

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