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【市況】米国株見通し:伸び悩みか、低調な雇用統計受け売りも

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時20分現在)

S&P500先物      5,592.75(+2.50)
ナスダック100先物  20,413.75(+2.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は40ドル高。米金利は失速し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


3日の主要3指数はまちまち。ナスダックとS&Pは3日続伸で過去最高値を更新し、ダウは23ドル安の39308ドルと3日ぶりにマイナスへ沈んだ。この日発表されたADP雇用統計とISM非製造業景況感指数の低調な内容を受け、引き締め的な金融政策への警戒は後退。長期金利の低下で主力ハイテクに買いが膨らみ相場をけん引した。一方で、4日の独立記念日に伴う休場を前に利益確定や持ち高調整の売りが指数を押し下げた。


本日は伸び悩みか。今晩の雇用統計は失業率が横ばい、非農業部門雇用者数は前月から減少の見通し。また、平均賃金は鈍化が予想され、インフレ圧力の低下により連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め姿勢を弱める手がかりになりやすい。想定通りなら長期金利の低下でハイテク買いが続き、相場をけん引。ただ、景気敏感や消費は売られ、指数の上昇を抑制しよう。また、フランス議会選の決選投票を見極めようと、買いは縮小しそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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