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【材料】バーンズ&ノーブルが決算受け上昇 バランスシートの大幅改善を強調=米国株個別

(NY時間10:27)(日本時間23:27)
バーンズ&ノーブル<BNED> 6.31(+0.19 +3.10%)

 大学などで書店運営を手掛けるバーンズ&ノーブル・エデュケーション<BNED>が上昇。前日引け後に2-4月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、EBITDAは予想外の黒字となったことが好感されている。

 同社は声明で「過去2年間、事業の重荷となっていた金利コスト、銀行変更手数料、法務アドバイザリー費用の大幅な削減を継続的に見込んでいる」と述べた。また、シャーCEOは「困難な局面を乗り越え、新たなスタートを切ることができた」と述べている。

 また「バランスシートの大幅改善で、イノベーションへの戦略的投資を続けながら業界のリーダーとしての地位を確立し、顧客とパートナー機関にもたらす経験と価値を向上させることができる。生産性とコスト効率に引き続き重点を置くと同時に、テクノロジーへの投資も行っていく。収益性を大幅に改善し、最近達成した強固な財務基盤をさらに強固なものにしたい」とも語った。

 同社は6月11日に100株を1株への株式併合を実施。現在の発行済み株式数は約2620万株となっている。

(2-4月・第4四半期)
・1株損益:-10.27ドル(継続事業ベース)
・売上高:2.36億ドル(予想:2.54億ドル)
・EBITDA(調整後):+148万ドル(予想:-250万ドル)

【企業概要】
 米国内の大学やその他教育機関内の書店を所有・運営する。実店舗やインターネットを通じて、教科書などの教材を新書あるいは中古品として販売またはレンタルを行う。デジタル教材も取り扱う。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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