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【材料】テスラが上昇 2四半期連続の販売減も予想は上回る=米国株個別

(NY時間10:21)(日本時間23:21)
テスラ<TSLA> 227.53(+17.67 +8.42%)

 テスラ<TSLA>が上昇しており、ナスダックをサポートしている。取引開始前に4-6月期(第2四半期)の販売台数を公表し、マスクCEOの対策にもかかわらず、2四半期連続で販売台数は減少したものの、予想は上回った。

 第2四半期の販売台数が44万3956台と予想の43万9302台を上回った。前四半期比では1-3月期の38万6810台から改善。なお、生産台数は41万831台となった。モデル3およびYが42万2405台(予想:41万2288台)、その他が2万1551台だった。

 市場は劇的な減少にならなかったことで安心感が広がっている模様。

 ただ、今年の同社は波乱の年となっている。マスクCEOは4月に大規模な人員削減を発表し、20%もの人員削減を目標とした。この人員削減には販売部門の従業員も含まれ、それに伴って販売台数が低迷している可能性も指摘されている。数年ぶりとなる新モデル、サイバートラックの立ち上がりも遅れている状況。同社は過去1年半、全ラインナップを値下げしたが、それは勢いを持続させるには不十分だった。

 同社は昨年末に納車を開始したピックアップ、サイバートラックの販売台数をまだ集計していない。同社は1万1000台以上のトラックを顧客に引き渡した。先月の株主総会でマスクCEOはこのペースを維持するかは明言しなかったが、1週間で1300台のピックアップを生産したと述べていた。

 マスクCEOは完全自律走行型ロボットタクシーの開発を優先しており、8月8日にその発表イベントを開催する予定。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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