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【市況】東証グロース市場250指数先物見通し:75日線を挟んでのもみ合いか

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

本日の東証グロース市場250指数先物は、75日線を挟んでのもみ合いを想定している。先週末28日の米国市場のダウ平均は45.20ドル安の39118.86ドル、ナスダック指数は126.08 pt安の17732.60ptで取引を終了した。5月PCE価格指数(コア)の鈍化を受けインフレ再加速への懸念が後退、FRBによる利下げ観測が強まり相場を支えたが、ダウは決算が失望されたナイキが重しとなった。ナスダックは一時、過去最高値を付ける場面があったが、最新の経済指標を消化した後は下落に転じ、主要株式指数は小幅に下落して取引を終えた。本日の東証グロース市場250指数先物は、75日線を挟んでのもみ合いを想定している。RSIやストキャスティクスなどオシレーター系指標が軒並み高値圏を示唆しているが、75日移動平均線近辺では利益確定売りをこなしているため、売り買いとも一方的な展開とはなりにくそうだ。8時50分に4~6月期日銀短観が公表されるが、調査結果が7月の金融政策決定会合に与える影響は限定的と思われるため、新興市場全体にとってニュートラルとみたい。上値のメドは665pt、下値のメドは645ptとする。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比変わらずの655ptで終えている。
《TY》

 提供:フィスコ

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