【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 Jフロント、岡山製紙、高島屋 (28日大引け後 発表分)
Jフロント <日足> 「株探」多機能チャートより
6月28日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
Jフロント <3086> [東証P] ★今期最終を13%上方修正
◆25年2月期第1四半期(3-5月)の連結最終利益は前年同期比76.9%増の113億円に拡大して着地。中核の百貨店事業とショッピングセンター事業で国内売上高が堅調に推移したうえ、訪日外国人観光客の増加などによって想定以上に免税売上高が伸長したことが寄与。
第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の235億円→265億円に12.8%上方修正。減益率が21.4%減→11.4%減に縮小する見通しとなった。
岡山製紙 <3892> [東証S] ★前期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6円増額
◆24年5月期の経常利益(非連結)を従来予想の15.8億円→17.5億円に10.8%上方修正。増益率が2.3倍→2.5倍に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。インフレなどの影響で段ボール原紙を中心とした板紙の需要が減退し販売数量は減少したものの、前期に実施した製品価格改定の効果などが収益を押し上げた。
併せて、前期の年間配当を従来計画の18円→24円(前の期は17円)に大幅増額修正した。
高島屋 <8233> [東証P] ★今期経常を9%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆25年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比53.5%増の178億円に拡大して着地。堅調な国内顧客の売上高に加え、インバウンド消費が想定以上に拡大した国内百貨店が収益を牽引した。
第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の530億円→580億円に9.4%上方修正。増益率が7.7%増→17.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
インテリクス <8940> [東証S] ★前期経常を67%上方修正、配当も1円増額
◆24年5月期の連結経常利益を従来予想の3.6億円→6億円に66.8%上方修正。増益率が52.3%増→2.5倍に拡大する見通しとなった。財務体質の強化を図るため厳選した仕入れを行ったことで販売件数は計画を下回ったものの、物件入れ替えの進展につれて収益性が改善するとともに、販売仲介手数料の減少、人件費などの経費が想定を下回ったことで利益は上振れした。
併せて、前期の年間配当を従来計画の18円→19円(前の期は18円)に増額修正した。
株探ニュース