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【材料】メルクが下落 「キャップバクシブ」の見通し悪化=米国株個別

(NY時間14:51)(日本時間03:51)
メルク<MRK> 128.82(-2.68 -2.04%)

 メルク<MRK>が下落。米疾病管理予防センター(CDC)の会議で、同社の新型肺炎球菌ワクチン「キャップバクシブ」の商業的見通しが悪化したと伝わった。同ワクチンは、成人を肺炎球菌性疾患から守るためのもので、ファイザー<PFE>の同様の予防接種よりも、肺炎球菌性疾患の原因となる細菌を1株多く予防する。FDAは今月初めに承認した。

 一部のアナリストは、CDCのワクチン諮問委員会が、キャップバクシブを50歳以上のすべての成人に推奨し、65歳以上の成人にのみ推奨されているファイザーの「プレブナー20」よりも大きな市場にアクセスできると期待していた。

 しかし、CDCのアドバイザーは、50歳から64歳の成人には勧めないが、すでに肺炎球菌の予防接種を勧められている患者には第3の選択肢として勧めようとしているという。

 本日午後のCDC委員会へのプレゼンテーションに先立ち、委員会メンバーからなる作業部会は、肺炎球菌ワクチンの接種を推奨されている19歳以上の成人に対し、キャップバクシブを選択肢として推奨するか否かを委員会で投票することを提案。ただ、作業部会は50歳以上の成人に関しては、推奨すべきかについて合意に達することができなかったという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美


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