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【特集】プロディライト Research Memo(2):独自開発のクラウドPBXによるIP電話システムをワンストップで提供

プロディ <日足> 「株探」多機能チャートより

■会社概要

1. 会社概要
プロディライト<5580>は、クラウドPBXを利用したIP電話※1サービスを提供する音声ソリューション事業を展開、クラウドPBXを提供するシステムサービス、IP回線によって音声通信を提供する回線サービス、IP電話などの端末機器販売という3つのオールインワンサービスをワンストップで提供している。サービス内容は、システムサービスでは、クラウド技術をPBXに応用したクラウドPBX「INNOVERA」を独自に開発、社内に設置していたPBXをクラウド上に構築することで、スマートフォンやパソコン、IP電話機などを使って場所を問わず固定電話の機能を利用できる。回線サービスでは、「INNOVERA」に直接収容(接続)可能なIP電話回線サービスの「IP-Line」を提供、端末機器の販売では、クラウドPBXと組み合わせて利用するSIP電話機※2を販売している。2024年8月期第2四半期のサービス別売上高構成比は、システムサービス33.6%、回線サービス52.8%、端末販売11.8%、その他1.8%となっている。

※1 IP電話:インターネット接続によって通話ができる電話。
※2 SIP(Session Initiation Protocol)電話機:プロトコルを利用した、インターネット上で利用できる電話機。



さらなる成長と業容拡大を目指し、企業連携や新サービスを強化
2. 沿革
同社は2008年に、現 代表取締役社長の小南秀光(こみなみひでみつ)氏と現 専務取締役の川田友也(かわたゆうや)氏によって設立された。2011年にクラウドコールシステムやビジネス電話システムを発売、2015年には現在主力となっているクラウド電話システム「INNOVERA PBX」とクラウド直接収容型電話回線「IP-Line」の提供を開始、2018年にはYealinkとSIP端末のディストリビューター契約を締結した。2020年に「INNOVERA」のメジャーアップデート「INNOVERA PBX 2.0」の提供を開始するとともに、AI技術の取り込みを加速して業容を拡大、2023年には東京証券取引所グロース市場上場を果たした。現在、中期経営計画に即して企業連携や新サービスを強化するなど、さらなる成長と業容拡大を目指している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《SO》

 提供:フィスコ

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