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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

サンバイオ <日足> 「株探」多機能チャートより

■サンバイオ <4592>  848円 (-150円、-15.0%) ストップ安

 サンバイオ <4592> [東証G]がストップ安。厚生労働省の専門部会が19日に開かれ、サンバイオの再生医療製品「アクーゴ(SB623)」について条件・期限付きでの承認が了承されたと報じられている。ただし、改めてデータを提出することを前提に了承された格好となり、当面は出荷できないという。アクーゴの製造販売承認の可否が19日の専門部会での審議事項に含まれたことが明らかとなって以降、サンバイオの株価は承認への期待をもとに急騰を続けていたが、出荷の認可が見送りとなったことが失望売りを促す要因となったようだ。

■ジィ・シィ <4073>  956円 (-62円、-6.1%)

 ジィ・シィ企画 <4073> [東証G]が続急落。東京証券取引所が20日から、同社株の信用取引による新規の売り付け及び買い付けにかかる委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)にすると発表。これによって個人投資家からの資金流入が細るとの見方から売られた。また、日本証券金融も同日以降、貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を50%(うち現金担保分20%)にするとした。

■フリュー <6238>  1,055円 (-19円、-1.8%)

 フリュー <6238> [東証P]が続落。19日の取引終了後に5月度の月次概況を発表した。売上高は前年同月比2.3%減となった。4月までの増収基調から5月は一転、減収で着地する形となり、投資家の慎重姿勢が強まったようだ。国内クレーンゲーム景品は引き続き好調だったが、高価格帯ホビーの発売タイミングのずれが響いた。KPI(重要業績評価指標)のうち、プリントシール事業のシール紙売上高と直営店収入に連動する「総プレイ回数」は同15.3%減と落ち込んだ。前年同月に新型コロナウイルスの5類変更に伴うリバウンド需要があった反動が出たほか、ゴールデンウィークが1日少なかったことも影響した。

■トーシンHD <9444>  697円 (-10円、-1.4%)

 トーシンホールディングス <9444> [東証S]が3日ぶり反落。19日の取引終了後、24年4月期の連結決算を発表した。売上高は前の期比2.8%増の174億1100万円、経常利益は同2.9%増の5億7800万円と増収増益を確保した。25年4月期の業績予想は現時点で合理的な算定が困難であるとし非開示とした一方、年間配当予想は前期比2円減配の20円に設定。今期の配当予想を嫌気した売りが出たようだ。同社は携帯電話の販売代理店業などを展開する。24年4月期は移動体通信関連事業と不動産事業、リゾート事業で増益となった。

※20日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

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