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【市況】米国株見通し:伸び悩みか、利下げ期待の後退で

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時20分現在)

S&P500先物      5,440.50(+13.00)
ナスダック100先物  19,637.75(+141.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は20ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場は売り買い交錯となりそうだ


12日の主要3指数はまちまち。続伸のナスダックとS&Pは最高値を連日更新したが、ダウは35ドル安の38712ドルと続落で取引を終えた。この日発表された消費者物価指数(CPI)の鈍化が好感され、寄付きから買い先行。ただ、連邦公開市場委員会(FOMC)では当局者の金利見通しから利下げは年内1回にとどまり、主力株の下げがダウを圧迫した。一方、弱いCPIを受けた金利安でハイテクは買い優勢となり相場を押し上げた。


本日は伸び悩みか。引き続きインフレ指標が材料視され、今晩の生産者物価指数(PPI)の伸びが鈍化すれば、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め政策長期化への警戒を弱めそうだ。FOMCの通過で金融政策への不透明感はやや払拭され、買戻しが入りやすい。金利高が抑制されればハイテク買いは続き、相場を押し上げる可能性も。ただ、市場の利下げ期待は後退し、積極的に買いづらい。材料はいったん出尽くし利益確定売りも想定される。

《TY》

 提供:フィスコ

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