市場ニュース

戻る
 

【通貨】外為サマリー:市場の関心が日銀会合に移るなか156円80銭近辺で推移

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 13日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=156円80銭前後と前日の午後5時時点に比べて45銭程度のドル安・円高となっている。

 12日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=156円72銭前後と前日に比べて40銭程度のドル安・円高で取引を終えた。米5月消費者物価指数(CPI)の上昇率が前月から鈍化したことを受け一時155円72銭まで軟化したが、米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の政策金利見通し(ドットチャート)で年内の利下げ予想回数が前回の3回から1回に減少したことが明らかになると下げ渋る動きとなった。

 きょうから始まる日銀金融政策決定会合に市場参加者の関心が移るなか、この日の東京市場のドル円相場は156円80銭近辺で方向感なく推移。米連邦準備理事会(FRB)は利下げ開始に慎重との見方を背景としたドル買いと、日銀の金融政策が正常化に向かうとの観測を手掛かりとした円買いが交錯している。一方、米CPIを受けてユーロが対ドルで買われやすくなっており、これが対円でのユーロ買いに及んでいる。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0813ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0070ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=169円54銭前後と同60銭弱のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均