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【市況】NY連銀、米消費者のインフレ期待はほぼ変わらず 株式の見通しに強気

 NY連銀が5月の消費者調査を公表していたが、1年先のインフレ期待は3.2%と、前回の3.3%から小幅に低下。3年先のインフレ期待は2.8%で横ばい。5年先は前回の2.8%から3.0%に僅かに上昇した。

 一方、米消費者は株式市場の見通しに強気になっていることが明らかとなり、過去3年間で最も楽観的であることが示された。株価が1年後に上昇する確率は40.5%に達し、2021年5月以来の高水準となった。楽観度合いは大半の年齢層、学歴、地域に渡って広範に上向いた。

 株価上昇は消費者マインドを幅広く支えている可能性がある。自身の財務状況が1年後に同じか良くなっていると回答した割合は78.1%と21年6月以来の高水準となった。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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