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【通貨】英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、日英金融政策を巡ってポンド売り抑制も


■弱含み、日銀金融政策を巡る思惑で円買い強まる

今週のポンド・円は弱含み。英国のインフレ持続の思惑は消えていないものの、日本銀行による国債買い入れ減額観測が浮上し、リスク回避的なポンド売り・円買いが観測された。ただし、英中央銀行は政策金利を長期間据え置く可能性は高いため、週末前はリスク選好的なポンド買い・円売りも一部で観測された。取引レンジ:197円21銭-200円65銭。

■底堅い値動きか、日英金融政策を巡ってポンド売り抑制も

来週のポンド・円は底堅い値動きか。英経済指標は改善が目立ち、英中央銀行による利下げ時期の後ずれでポンドは売りづらい。英総選挙での政権交代への思惑もポンド売りを抑制。一方、日本銀行は6月13-14日開催の金融政策決定会合で国債買入れ減額などを決定する見通し。ただ、緩和的な政策方針が維持された場合、円売りがやや強まる可能性がある。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・12日:4月鉱工業生産(3月:前月比+0.2%)

予想レンジ:198円00銭-201円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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