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【通貨】外為サマリー:155円90銭前後へ値戻す、日銀動向にも関心高まる

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 6日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=155円90銭前後と前日午後5時時点に比べ20銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=169円70銭前後と同5銭程度のユーロ安・円高で推移している。

 ドル円は、午前10時30分過ぎには155円33銭前後まで下落。その後、午後にかけ155円90銭前後へ値を戻した。前日発表された米5月ADP雇用統計は予想を下回ったほか、同ISM非製造業景況指数も、項目別では「価格」が低下したことから、米長期金利が低下。午前はドル売り・円買いが優勢な流れとなった。ただ、この日、日銀の中村豊明審議委員は「当面は現状の政策維持が妥当」と政策正常化に慎重な姿勢を示す発言を行った一方で、日銀の植田和男総裁は国債買い入れに関して「減額が適当」と述べたと伝わった。日銀の政策に対する関心も高まるなか、ドルの下値には買いが入る展開となった。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0884ドル前後と同0.0010ドル強のユーロ高・ドル安で推移している。




出所:MINKABU PRESS

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