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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、消費関連の買戻しに期待

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時20分現在)

S&P500先物      5,244.75(-8.25)
ナスダック100先物  18,556.50(-50.00)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は25ドル安。米金利は高止まり、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ


30日の主要3指数は続落。ナスダックとS&Pは終盤に下げ幅を拡大、ダウは序盤から軟調地合いが続き330ドル安の38111ドルと3日連続で値を下げた。この日発表された1-3月期国内総生産(GDP)改定値は予想通り速報値から下方修正され、長期金利は低下。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)当局者のタカ派的な見解でエヌビディアなどハイテクを中心に売り優勢の展開に。セールスフォースの弱い決算見通しも嫌気された。


本日は下げ渋りか。今晩のコアPCE価格指数は前回からほぼ横ばいの見通し。想定を下回れば年内の利下げに期待が再燃するものの、ディスインフレのペースは緩慢で、引き締め的な政策の堅持を警戒した売りに押される展開となりそうだ。低調な国債入札で長期金利は下げ渋り、幅広い売りが指数を下押しする。ただ、ベストバイやコストコなど決算は市場の期待を上回り、消費主導の好循環を見込んだ買いが相場を支えるとみる。

《TY》

 提供:フィスコ

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