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【材料】ベスト・バイが決算受け大幅高 予想上回る1株利益を好感=米国株個別

(NY時間09:49)(日本時間22:49)
ベスト・バイ<BBY> 80.01(+8.11 +11.27%)

 家電量販店のベスト・バイ<BBY>が大幅高。取引開始前に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高や売上高は予想以上の減収だったものの、1株利益が予想を上回ったことが好感されている。

 販売不振が深刻化し、消費者が家電製品の購入を控える中、収益性が予想を上回ったことは心強かったようだ。同社はガイダンスを据え置き、会員制およびサービス事業の利益率向上により、ガイダンスの上限を上回る収益性を達成する見込みだと述べていた。

 同社はパンデミック後の売上減少に苦しんでいる。高水準のインフレと金利上昇の中、買い物客は裁量消費を切り詰めているが、電化製品のような高額商品はこのトレンドの影響を特に受けやすい。

 同社は、今年のコンピューター新製品がこのカテゴリーの成長を牽引すると見ている。ノートPCの売上はプラスに転じたが、ホームシアターや家電製品、一部の電子機器は伸び悩んだ。

(2-4月・第1四半期)
・既存店売上高:-6.1%(予想:-5.0%)
  海外:-3.3%(予想:-3.0%)
  米国:-6.3%(予想:-5.0%)
・1株利益(調整後):1.20ドル(予想:1.08ドル)
・売上高:88.5億ドル 6.5%減(予想:89.7億ドル)
  米国:82.0億ドル 6.8減(予想:83.5億ドル)
  海外:6.44億ドル 3.3%減(予想:6.48億ドル)
・粗利益率:23.3%(予想:23.0%)

(5-7月・第2四半期見通し)
・既存店売上高:約-3.0%(予想:-2.6%)

(25年度通期見通し)
・既存店売上高:-3~0%を維持(予想:-1.2%)
・1株利益(調整後):5.75~6.20ドルを維持(予想:6.03ドル)
・売上高:413~426億ドルを維持(予想:420億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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