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【市況】米国株見通し:戻りの鈍い値動きか、明日のインフレ指標を注視

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時20分現在)

S&P500先物      5,257.50(-26.50)
ナスダック100先物  18,682.50(-120.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は弱含み、NYダウ先物は300ドル安。米金利は高止まり、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ


29日の主要3指数は軟調。序盤から売りに押されナスダックとS&Pは3日ぶりに反落、ダウは411ドル安の38441ドルと3日連続で下げ1カ月ぶりの安値圏に沈んだ。足元の堅調な経済指標や連邦準備制度理事会(FRB)当局者のタカ派的な見解で、引き締め的な政策の長期化を見込んだ売りが先行。エヌビディア株は堅調だが、長期金利の上昇でハイテクをはじめエネルギーや素材などに売りが波及し、終日相場を圧迫し続けた。


本日は戻りの鈍い値動きか。今晩発表の1-3月期国内総生産(GDP)改定値は速報値の前期比年率+1.6%から下方修正が予想されている。想定に沿った内容なら引き締め的な政策を弱める材料になり、短期的に買いが入りやすい。ただ、明日のコアPCE価格指数は前回から横ばいの見通し。市場観測を上回る可能性もあり、買いが入りづらい展開となる。指数は過去最高値圏に浮上し、月末のフローによるまとまった売りにも警戒したい。

《TY》

 提供:フィスコ

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