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【通貨】外為サマリー:157円00銭台で推移、米利下げ観測後退を背景に堅調地合い続く

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 24日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=157円07銭前後と前日の午後5時時点に比べて30銭程度のドル高・円安となっている。

 23日に発表された前週分の米新規失業保険申請件数が前の週から減少し、5月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値では製造業とサービス業がともに改善したことで、米景気の底堅さを手掛かりとしたドル買い・円売りが優勢だった。きょうは実質ゴトー日(5のつく日と10のつく日)とあって国内輸入企業などのドル需要も意識されやすく、ドル円相場は午前に157円14銭まで上伸する場面があった。前日のニューヨーク市場でつけた157円20銭を上抜けることはできなかったが、早期の米利下げ観測が後退していることから午後も157円00銭台で堅調に推移。イエレン米財務長官が23日の会見で「為替介入はめったに使用されない手段であるべきで、介入に踏み切る際には十分な警告が発せられる必要がある」と述べたこともドルの支えとなっているようだった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0808ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=169円81銭前後と同6銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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