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【注目】本日のPPI、明日のCPIは予想範囲内であることを示唆との指摘も

 この日は4月の生産者物価指数(PPI)とパウエルFRB議長のオランダでの講演が伝わっているが、市場は大きな反応は見せていない。ダウ平均は横ばいで推移しており、ドル円は156円台半ばでの推移が続いている。

 ここ数年、PPIが米消費者物価指数(CPI)よりも先に発表されるケースはさほどないが、一部からは、本日のPPIは明日のCPIがほぼ予想通りになることを示唆しているとの指摘が出ている。そのため市場の反応は限定的に留まっているという。

 過去10年間のCPIの月次変動を予測するためにPPIを使用した単純回帰モデルによると、明日のCPIはエコノミストの前月比0.4%のコンセンサス予想と一致する可能性が高いと指摘している。直近でPPIがCPIよりも先に発表になったケースは昨年10月発表の9月分のデータがあるが、その時はこの回帰モデルが的中していることが証明されていたという。

 CPIが予想通りになれば、市場は安堵するかもしれない。しかし、それでもインフレは依然として高止まりしており、FRBを安心させるには高過ぎることは間違いない。

*米消費者物価指数(CPI)(4月)15日21:30
予想 0.4% 前回 0.4%(前月比)
予想 3.4% 前回 3.5%(前年比)
予想 0.4% 前回 0.4%(食品・エネルギー除くコア・前月比)
予想 3.6% 前回 3.8%(食品・エネルギー除くコア・前年比)

NY株式14日(NY時間11:48)(日本時間00:48)
ダウ平均   39435.58(+4.07 +0.01%)
ナスダック   16431.23(+42.99 +0.26%)
CME日経平均先物 38380(大証終比:+70 +0.18%)

USD/JPY 156.48 EUR/USD 1.0822 GBP/USD 1.2591

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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