【材料】G-7ホールディングス---24年3月期は増収増益、全事業部門が増収を果たす
GセブンHD <日足> 「株探」多機能チャートより
G-7ホールディングス<7508>は13日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比9.1%増の1,929.92億円、営業利益が同6.4%増の69.20億円、経常利益が同7.4%増の73.18億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同35.3%増の51.75億円となった。
車関連事業の売上高は前期比6.3%増の433.86億円、経常利益は同28.0%減の15.98億円となった。タイヤやメンテナンス商品の拡販、車検整備・車販売に取り組んだ。また、円安の進行を背景に海外向けの中古車販売が好調であった。一方、暖冬の影響により冬用タイヤなどの冬季用品の販売が伸び悩み、これに伴うタイヤ取付工賃を中心としたサービス販売も減少した。また、バイクワールド事業の既存店舗売上が減少したこともあり、利益面では前年度を下回った。新規出店は、「バイクワールド」をマレーシアに2店舗、「シャトレーゼ」を近畿圏に1店舗オープンしたことにより、当連結会計年度末における「バイクワールド」の店舗数は 20店舗、「シャトレーゼ」の店舗数は2店舗となった。
業務スーパー事業の売上高は前期比11.8%増の1,063.10億円、経常利益は同24.7%増の48.35億円となった。食料品や日用品が相次いで値上がりするなか、安心・安全な商品が顧客に支持され販売は堅調に推移した。新規出店による増収効果に加え、メディアやSNSで業務スーパー商品が紹介されたこと等により認知度向上に繋がり、売上及び利益面ともに前年度を上回った。新規出店は、「業務スーパー」を北海道に1店舗、首都圏に3店舗、中部圏に4店舗、九州圏に1店舗オープンしたことにより、当連結会計年度末における「業務スーパー」の店舗数は 191店舗となった。
精肉事業の売上高は前期比7.2%増の211.74億円、経常利益は同24.6%増の3.98億円となった。新規出店の増収効果等により、売上及び利益面ともに前年度を上回った。新規出店は、「お肉のてらばやし」を北海道に1店舗、首都圏に3店舗、中部圏に4店舗、近畿圏に1店舗、九州圏に3店舗オープンしたことにより、当連結会計年度末における「お肉のてらばやし」の店舗数は 174店舗となった。
その他事業の売上高は前期比4.1%増の221.22億円、経常利益は1.85億円(前年同期は0.08億円の損失)となった。ミニスーパー事業「リコス」及び農産物直売所「めぐみの郷」が、前年度において不採算店舗を整理したことや、コロナ禍で業績が伸び悩んでいた健康関連事業「Curves」の回復等があった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比14.0%増の2,200.00億円、営業利益が同18.5%増の82.00億円、経常利益が同16.1%増の85.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.2%増の56.00億円を見込んでいる。
《SI》
提供:フィスコ