【材料】ビヨンド・ミートが決算受け大幅安 流動性不足も問題も=米国株個別
(NY時間14:26)(日本時間03:26)
ビヨンド・ミート<BYND> 7.07(-1.14 -13.87%)
植物性代替肉を手掛けるビヨンド・ミート<BYND>が大幅安。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高が予想を若干下回ったほか、EBITDAの赤字も予想以上だった。
米国と海外の両方で販売量が減少し、消費者を引きつけるためにより多くの割引も提供。売上が落ち込んでいるのみならず、これまで1度も黒字になったことがない。当初は肉のない食事に興奮を覚えたものの、消費者が製品の健康上の利点を疑い始め、その感情はすぐに逆転した。
アナリストからは「製品に対する需要低迷が同社の成長を鈍化させている。数カ月単位の話ではなく、四半期単位で測定される可能性が高く、その行き先はなお不透明だ」と述べている。
また、同社は流動性が不足しており、資金調達の必要性に迫られている。昨年11月に非生産部門の従業員を19%削減するなど、資金を温存するためにコスト削減を続けてきた。今年は営業コストを昨年から25%以上削減する見込み。それでも、同社の資本難が解消されるわけではない。
アナリストは「現在の業界動向と販売量減少を考えると、現時点で増資の良い選択肢はない。新たな資本がなく、希薄化リスクも未解決。それはニュースを期待する投資家にとってネガティブ・サプライズだ」と述べている。
ブラウンCEOは説明会で「今年一杯は現金支出のペースが落ち続けるだろう。われわれはバランスシートを強化するための措置を講じている」と述べていた。
(1-3月・第1四半期)
・1株損益(調整後):-0.72ドル(予想:-0.69ドル)
・売上高:7560万ドル(予想:7590万ドル)
米国:4940万ドル(予想:4400万ドル)
・粗利益率(調整後):4.9%(予想:8.8%)
・EBITDA(調整後):-3290万ドル(予想:-2870万ドル)
・販売量:1657万ポンド(予想:1772万ポンド)
(通期見通し)
・売上高:3.15~3.45億ドル(予想:3.30億ドル)
【企業概要】
ベジタリアン向けに、植物性タンパク質を使用し、ビーフやソーセージの代替食材を製造・開発する食品テクノロジー企業。本物の肉と同様に「生肉」の状態で提供し、調理体験までも再現することに成功。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ビヨンド・ミート<BYND> 7.07(-1.14 -13.87%)
植物性代替肉を手掛けるビヨンド・ミート<BYND>が大幅安。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高が予想を若干下回ったほか、EBITDAの赤字も予想以上だった。
米国と海外の両方で販売量が減少し、消費者を引きつけるためにより多くの割引も提供。売上が落ち込んでいるのみならず、これまで1度も黒字になったことがない。当初は肉のない食事に興奮を覚えたものの、消費者が製品の健康上の利点を疑い始め、その感情はすぐに逆転した。
アナリストからは「製品に対する需要低迷が同社の成長を鈍化させている。数カ月単位の話ではなく、四半期単位で測定される可能性が高く、その行き先はなお不透明だ」と述べている。
また、同社は流動性が不足しており、資金調達の必要性に迫られている。昨年11月に非生産部門の従業員を19%削減するなど、資金を温存するためにコスト削減を続けてきた。今年は営業コストを昨年から25%以上削減する見込み。それでも、同社の資本難が解消されるわけではない。
アナリストは「現在の業界動向と販売量減少を考えると、現時点で増資の良い選択肢はない。新たな資本がなく、希薄化リスクも未解決。それはニュースを期待する投資家にとってネガティブ・サプライズだ」と述べている。
ブラウンCEOは説明会で「今年一杯は現金支出のペースが落ち続けるだろう。われわれはバランスシートを強化するための措置を講じている」と述べていた。
(1-3月・第1四半期)
・1株損益(調整後):-0.72ドル(予想:-0.69ドル)
・売上高:7560万ドル(予想:7590万ドル)
米国:4940万ドル(予想:4400万ドル)
・粗利益率(調整後):4.9%(予想:8.8%)
・EBITDA(調整後):-3290万ドル(予想:-2870万ドル)
・販売量:1657万ポンド(予想:1772万ポンド)
(通期見通し)
・売上高:3.15~3.45億ドル(予想:3.30億ドル)
【企業概要】
ベジタリアン向けに、植物性タンパク質を使用し、ビーフやソーセージの代替食材を製造・開発する食品テクノロジー企業。本物の肉と同様に「生肉」の状態で提供し、調理体験までも再現することに成功。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース