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【材料】ソーラーエッジが決算受け下落 年後半のキャッシュ創出能力への疑問高まる=米国株個別

(NY時間13:59)(日本時間02:59)
ソーラーエッジ<SEDG> 53.03(-4.52 -7.85%)

 太陽光発電機器のソーラーエッジ・テクノロジーズ<SEDG>が大幅安。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株損益の赤字は予想以上に膨らんだ。ガイダンスも公表し、第2四半期の売上高見通しが予想を下回った。在庫水準の上昇と需要低迷により、債務償還を控えた年後半のキャッシュ創出能力への疑問が高まっている。

 アナリストは「第2四半期のガイダンスには自信のなさが表れ、利益回復は期待よりも遅れている。同社は自社株買いを行い、損失を計上し、在庫が過去最高水準まで上昇したため、現預金は年初来で最低水準に達している」と評した。

(1-3月・第1四半期)
・1株損益(調整後):-1.90ドル(予想:-1.58ドル)
・売上高:2.04億ドル(予想:1.97億ドル)
・粗利益率(調整後):-12.8%

(4-6月・第2四半期見通し)
・売上高:2.50~2.80億ドル(予想:3.09億ドル)
・粗利益率(調整後):-4~0%

【企業概要】
 太陽光発電で電力を収集・管理する方法を変更するDC最適化インバータシステムを世界に提供する。インバータ、電力オプティマイザー、クラウドベースの監視用通信デバイス等を扱い、包括的な安全機能・柔軟な設計・運用保守の向上を実現する。EV充電機能やリチウムイオン電池等にも製品を提供する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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