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【材料】チャールズ・シュワブが上昇 決算はまちまちもCFOが自信を示す=米国株個別

 米金融機関のチャールズ・シュワブ<SCHW>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、経常収益とも予想範囲内となった。決算発表後に時間外で株価は下落していたものの、通常取引に入って上昇している。クロフォードCFOが、長期金利の上昇は同銀にとって好材料であり、純利ざやは2024年に拡大するとの見通しを示したことが好感されている。

 アナリストは「経常収益は僅かながら予想上回り、資産運用および管理手数料も予想を上回ったが、トレーディング収益、純利ざやは未達だった」と評価している。また、「税制上の季節性が4月の資金動向に逆風となる可能性が高い」との指摘も聞かれた。

(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.74ドル(予想:0.74ドル)
・経常収益:47.4億ドル(予想:47.1億ドル)
・預金:2695億ドル(予想:2705億ドル)
・新規純資産:882億ドル(予想:912億ドル)
・顧客資産:9.12兆ドル(予想:9.02兆ドル)
・1日平均約定件数:519万件(予想:513万件)
・1取引あたり収益:2.25ドル(予想:2.32ドル)
・純金利収入:22.3億ドル(予想:22.3億ドル)

【企業概要】
 子会社を通じて米国内外の個人・機関投資家向けに、資産運用管理・証券仲介・銀行業務・保管・財務アドバイザリーサービスを提供する。株式・債券・先物などの仲介アカウント、投資信託、上場投資信託、パーソナルアドバイス、預金口座、第一抵当権付住宅用不動産担保ローン、信託などを手掛ける。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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