【市況】東京株式（前引け）＝前日比２００円高、一時伸び悩むも切り返す

　１２日前引けの日経平均株価は前日比２００円０３銭高の３万９６４２円６６銭。前場のプライム市場の売買高概算は９億６１８万株、売買代金概算は２兆６６４８億円。値上がり銘柄数は１０１１、値下がり銘柄数は５５６、変わらずは８５銘柄だった。

　日経平均株価は上伸。前日のＮＹダウは２ドル安と小幅に４日続落したが、ナスダック指数は２７１ポイント高と急伸し最高値を更新した。これを受けた東京市場では、半導体関連株などが買われ日経平均株価の上昇幅は一時３００円を超えた。ただ、日経平均への寄与度が大きいファーストリテイリング<9983>が下落したこともあり、買い一巡後は売りが優勢となり前日比で１０円超高まで伸び悩む場面があった。しかし、その後は再び買いが入り切り返し、２００円高で前場の取引を終えた。

　個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>が高く、ＳＣＲＥＥＮホールディングス<7735>が値を上げた。三井不動産<8801>や三菱地所<8802>が買われ、さくらインターネット<3778>や霞ヶ関キャピタル<3498>が上昇した。半面、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が安く、東京電力ホールディングス<9501>やセブン＆アイ・ホールディングス<3382>、ＳＨＩＦＴ<3697>が値を下げた。

出所：MINKABU PRESS