【市況】NY株式:NYダウは307ドル高、強い成長に期待
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
米国株式市場は反発。ダウ平均は307.06ドル高の38,904.04ドル、ナスダックは199.44 ポイント高の16,248.52で取引を終了した。
3月雇用統計で失業率の低下に加え、雇用の伸びが予想外に加速するなど、労働市場が依然強い証拠を受け、強い成長期待に買われ、寄り付き後、上昇。国内の雇用や成長見通しに楽観的な見方が一段と強まり投資家心理の改善につながったほか、企業の業績改善期待を受けた買いに終日堅調に推移し、終了した。セクター別では、小売・メディア・娯楽が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落。
クレジットカード会社のアメックス(AXP)はアナリストの投資判式上げで上昇。携帯端末のアップル(AAPL)は電気自動車(EV)とディスプレーの開発終了で600人余りの従業員削減を発表し、堅調推移。ドーナッツチェーン運営するクリスピー・クリーム(DNUT)はファーストフード・チェーン運営のマクドナルド(MCD)との提携を「ゲームチェンジャー」と強気に転じ、アナリストが投資判断を引き上げ、上昇した。EVメーカーのテスラ(TSLA)は、のちにマスク最高経営責任者(CEO)が否定したが、需要低迷で低価格の電気自動車(EV)開発を停止する計画との報道で、売られた。
連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は「可能性は少ないものの、インフレ対処でFRB追加利上げを強いられる可能性もある」と、指摘した。
(Horiko Capital Management LLC)
《ST》
提供:フィスコ