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【市況】株価指数先物【昼】 ヘッジ対応に伴うショートが強まる


 日経225先物は11時30分時点、前日比970円安の3万8850円(-2.43%)前後で推移。寄り付きは3万9190円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万9120円)にサヤ寄せする形から、売り先行で始まった。現物の寄り付き直後に3万9270円まで下落幅を縮めたが、需給状況が悪化するなか下へのバイアスが強まり、終盤にかけて3万8800円まで売られた。

 日経225先物は、ナイトセッションの終値(3万9090円)からは下落幅を縮めて始まったものの、その後節目の3万9000円を割り込んだことでヘッジ対応に伴うショートが強まった。さらに終盤にかけての下落によってボリンジャーバンドの-1σ(3万8920円)を下回ったことで需給状況は悪化。-1σ水準での戻りの鈍さが意識されてしまうと、-2σ(3万8220円)辺りをターゲットとしたショートが入りやすくなりそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.46倍に低下した。-1σ、-2σを割り込み、‐3σまで一気に下げてきた。一時14.43倍まで切り下げており、75日移動平均線(14.41倍)に接近してきた。‐3σまでの調整でリバランスが入りやすいと考えられるが、75日線を明確に割り込んでくるようだと、NTショートの動きが強まりやすいだろう。


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