【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):モンラボ、キャスター、JESCO
モンラボ <日足> 「株探」多機能チャートより
モンスターラボホールディングス<5255>が後場に急伸した。この日、サウジアラビアで建設中の計画都市の運営会社NEOMの子会社で、テクノロジー企業のTonomus社と、デジタルコンサルティング事業に関する業務提携を行うと発表。これを好感した買いが入ったようだ。サウジアラビアにおいて革新的なソリューションを開発。共同で顧客向けサービスを展開するという。
■キャスター <9331> 1,455円 +300 円 (+26.0%) ストップ高 本日終値
キャスター<9331>がストップ高。1日の取引終了後、マネーフォワード<3994>と資本・業務提携の検討に係る基本合意書を締結したと発表しており、好材料視された。マネフォは、キャスターの筆頭株主であるインキュベイトファンド2号投資事業有限責任組合などから、4月8日付で39万8000株(議決権所有割合20.3%)を取得し筆頭株主になる予定。フルリモートワークを体現し、日本や世界各国からさまざまなスキルを有する人材を集めることができるキャスターと、バックオフィスに関するさまざまなサービスツールを提供するマネフォの強みを融合させることで、今後生産年齢人口が減少するなかでより一層の需要が見込まれるバックオフィス領域への人材供給や生産性の向上に取り組むとしている。
■JESCO <1434> 1,103円 +143 円 (+14.9%) 一時ストップ高 本日終値
JESCOホールディングス<1434>が3連騰、上向きの5日移動平均線を足場に上放れる動きで、2月7日以来の1000円大台復帰を果たした。電気設備工事会社で国内だけでなくアジア地域など海外での実績も豊富。24年8月期営業利益は前期比2.6倍の11億2000万円予想と急拡大で過去最高を大幅に更新する見通し。不動産売却による特別利益計上で最終利益が膨張しているとはいえ、PER5倍台は超割安といってよい。そうしたなか、1日取引終了後にベトナム・ロンタイン国際空港のターミナルビル施工監理を受注したことを発表、同案件の工期は今年3月開始で2026年11月までの期間が予定されるビッグプロジェクトであり、これを材料視する買いを呼び込んだ。
■フロイント産業 <6312> 919円 +93 円 (+11.3%) 本日終値
フロイント産業<6312>が急伸し年初来高値を更新した。1日の取引終了後、集計中の24年2月期連結業績について、売上高が従来予想の200億円から225億円(前の期比14.5%増)へ、営業利益が7億円から12億円(同2.7倍)へ、最終利益が4億5000万円から7億円(前の期5億3800万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。中核事業である機械部門において、国内では医薬品供給不足を背景とした大手メーカーの設備投資ニーズの高まりが続くなか、協力会社とともに早期出荷に努めたことが奏功した。また、海外子会社で中南米案件の着実な出荷に向けて注力したことも寄与した。
■サインポスト <3996> 725円 +37 円 (+5.4%) 本日終値
サインポスト<3996>が大幅高で5日続伸し年初来高値を更新。1日の取引終了後、集計中の24年2月期単独業績について、売上高が従来予想の29億2000万円から29億2900万円(前の期比13.8%増)へ、営業利益が6600万円から1億200万円(前の期1億1000万円の赤字)へ、最終利益が3000万円から1億2800万円(同1億3200万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。売上高が順調に推移したことに加えて、販管費抑制への取り組みが奏功した。
■ニレコ <6863> 2,176円 +96 円 (+4.6%) 本日終値
ニレコ<6863>が大幅高で年初来高値を更新。鉄鋼業界向けなどを中心にプロセス制御装置、マーキング装置などを製造するほか、半導体製造装置分野向けレーザーや、光学部品などのオプティクス事業にも積極展開し需要を獲得している。業績は絶好調に推移しており、営業利益は23年3月期に前の期比倍増となる11億8200万円を達成し、24年3月期も前期比18%増の14億円見通しと急拡大を見込んでいる。中期的にも国内で大規模な半導体工場の設立が相次ぐなか、半導体向けレーザーなどの成長期待が強い。
■アゴーラHG <9704> 62円 +2 円 (+3.3%) 本日終値
アゴーラ ホスピタリティー グループ<9704>が高い。東京証券取引所が1日の取引終了後、信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を2日売買分から解除すると発表。取引負担の減少で短期資金の流入が再び活発化するとの思惑から買われたようだ。日本証券金融も2日から貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表している。
■アルマード <4932> 1,537円 +23 円 (+1.5%) 本日終値
アルマード<4932>が反発。1日の取引終了後、24年3月期の期末一括配当において特別配当5円を実施する予定だと発表。株主還元姿勢を好感した買いが入ったようだ。これまでの予想は普通配当で65円だったが、特別配当を加えて70円に見直す。前の期の期末配当は特別配当10円を含めて65円だった。2月に決めた自社株買いについて、総額3億円の取得に至らず、追加の株主還元の実施が妥当だと判断した。
●ストップ高銘柄
オウケイウェイヴ <3808> 104円 +30 円 (+40.5%) ストップ高 本日終値
タカキュー <8166> 121円 +30 円 (+33.0%) ストップ高 本日終値
コムシード <3739> 424円 +80 円 (+23.3%) ストップ高 本日終値
TORICO <7138> 1,601円 +300 円 (+23.1%) ストップ高 本日終値
さくらケーシーエス <4761> 2,148円 +400 円 (+22.9%) ストップ高 本日終値
など、10銘柄
●ストップ安銘柄
なし
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