【市況】NY株式:NYダウは47ドル高、GDP上方修正を好感
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は47.29ドル高の39,807.37ドル、ナスダックは20.06ポイント安の16,379.46で取引を終了した。
先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少、10-12月期国内総生産(GDP)確定値が予想外に上方修正されるなど良好な結果を受けてダウは上昇も、金利の上昇でハイテクは下落し、まちまちで寄り付いた。連休を控えた調整が続き、終日売り買いが交錯したがダウは強い経済への期待を受けた買いが支え底堅く推移し、終盤にかけて上げ幅を拡大し過去最高値を更新。ナスダックは金利高が警戒されプラス圏を維持できず、まちまちで終了した。セクター別では、エネルギーや不動産管理・開発会社が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落。
石油・天然ガス生産会社のエクソンモービル(XOM)や再生可能燃料会社のシェブロン(CVX)は原油高に連れ、増益期待にそれぞれ上昇。化粧品メーカーのエスティローダー(EL)はアナリストの投資判断引き上げで上昇。携帯端末のアップル(AAPL)はアナリストの投資判断引き下げで下落した。トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは株価の行き過ぎ感などが強まり下落。
投資家の恐怖心理を示すVIX指数は一時13を割り込んだ。
(Horiko Capital Management LLC)
《ST》
提供:フィスコ