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【市況】1日の株式相場見通し=強含み推移か、米株堅調でナスダック指数が史上最高値

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 1日の東京株式市場は強含みの地合いが予想されるものの買い一辺倒とはならず、日経平均株価は前日終値近辺で強弱観を対立させ3万9000円台前半でもみ合う展開が想定される。前日の欧州株市場は高安まちまちながら、ドイツでは主要株価指数のDAXが7連騰で連日の史上高値更新と気を吐いた。一方、米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇、ナスダック指数はついに史上最高値を更新した。注目された1月のPCE物価指数は総合指数、コア指数いずれも事前のコンセンサスとほぼ合致する結果となり、マーケット心理が改善した。これを受けて東京市場でも投資家のセンチメントが強気に傾く可能性がある。米国では半導体関連株全般も強い動きでフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことから、同関連株には追い風として期待される。また、きょうの東京市場は名実ともに3月相場入りとなるが、月初の機関投資家による買いが想定され、これが全体相場にプラスに作用することで下値抵抗力が発揮される公算は大きい。ただ、外国為替市場で1ドル=150円近辺と円高水準でのもみ合いが続くなか、前日まで日経平均は2営業日続落となったものの調整幅はわずかで、利益確定売り圧力も拭い切れない。上値も重い地合いが予想される。

 31日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比47ドル37セント高の3万8996ドル39セントと4日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同144.184ポイント高の1万6091.922だった。

 日程面では、きょうは1月の失業率、1月の有効求人倍率、2月の車名別新車販売、2月の軽自動車販売、3カ月物国庫短期証券の入札、1月の消費動向調査など。海外では、2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)、2月の中国非製造業PMI、2月の財新中国製造業PMI、1月のユーロ圏失業率、2月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値、2月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数、2月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・確報値)など。

出所:MINKABU PRESS

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