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【通貨】外為サマリー:150円50銭台で推移、市場予想を上回るCPIが重荷

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 27日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=150円57銭前後と前日の午後5時時点に比べて10銭程度のドル高・円安となっている。

 26日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=150円70銭前後と前週末に比べて20銭弱のドル高・円安で取引を終えた。米長期金利が上昇するなか、日米金利の拡大を見込んだドル買い・円売りで一時150円84銭まで上伸した。

 ただ、13日につけた直近高値150円88銭が意識されているほか、日本の通貨当局による円買い介入への警戒感もあり、この日の東京市場のドル円相場は上値の重い相場展開となっている。総務省が朝方発表した1月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったことが分かると、日銀が金融政策の正常化を進めるとの思惑が広がり、午前8時40分ごろには150円51銭まで押される場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0847ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0015ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=163円33銭前後と同35銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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