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【材料】セキュア---23年12月期は2ケタ増収・各段階利益は黒字化、売上高は業績予想も上回って着地

セキュア <日足> 「株探」多機能チャートより

セキュア<4264>は14日、2023年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比53.4%増の51.91億円、営業利益が1.87億円(前期は1.69億円の損失)、経常利益が1.75億円(同1.83億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.68億円(同2.27億円の損失)となった。

同社グループでは、コロナ禍における新しい生活様式の中でも「安心・安全に働く環境」を創出するため、最先端のAI(画像認識)技術とセキュリティ専門企業としての長年の実績・ノウハウを駆使し、最適なソリューションの提供に努めてきた。

売上高においては、「SECURE AC(入退室管理システム)」では、小規模案件から中・大型案件へのシフトに取り組み、データセンターや工場、オフィスへの導入が順調に推移した結果、着実に導入企業数を増加させたとともに、計画に対して好調に進捗した。「SECURE VS(監視カメラシステム)」では、シリーズ案件の獲得や中小型案件の導入が順調に推移した結果、着実に導入企業数を増加させたとともに、概ね計画どおりに進捗した。2023年10月には、RECEPTIONISTと協業し、サービス連携を開始した。RECEPTIONISTの受付システムとセキュアの入退室管理システムを連携し、無人化推進とセキュリティの向上の両立を目指すとしている。2023年11月には、NTT東日本グループ テルウェル東日本とウォークスルー型店舗の商用化に向けた共同実験を実施した。従来のAI STOREよりもSKU数を増やし、ユーザー単位の販売動向や、ユーザー属性、来客数の変化、店内導線分析等のマーケティングデータも活用しながら商用に近い店舗運営を実施した。同じく11月にセキュアとROBOT PAYMENT、HOUSEIと3社間で連携し、サブスクペイを活用した24時間無人店舗向けパッケージの開発に着手した。

2024年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比20.4%増の62.50億円、営業利益が同33.0%増の2.50億円、経常利益が同31.1%増の2.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.6%増の1.90億円を見込んでいる。

《SO》

 提供:フィスコ

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